2013年3月8日

新エネループのデザイン


パナソニックに統合された新エネループのデザインがダサいとTwitterなどで騒ぎになっている。

たしかにデザインは工夫がないものだけれど、私みたいな武骨ものは、性能がどうなっていて、値段が高くなるのか安くなるのかにしか興味がないので、理解しがたい騒ぎである。電池など脇役に過ぎずデザインなんか気にしたことさえないからだ。

しかしよく考えてみると、この騒ぎは電池のような単純なモノの意匠デザインでさえユーザの心を躍らせ、買わせる力があるのだということ示している。ただ充電して使うだけのモノのパッケージデザインが、である。ましてや、実際に使用性にかかわるデザイン要素、たとえばつまみの形や表示画面の美しさなどにおいては、ユーザはこれ以上の反応をするということだ。使い勝手や性能だけで商品を選ぶ人は多数派でないということだろう。

しかし、この騒ぎを通じてエネループの新デザインはユーザに定着しただろうから、ブランディングとしては結果オーライなのかもしれない。

話はここまでなのだが、全盲の人って乾電池とエネループみたいな充電池をどうやって識別してるのだろう。間違って乾電池を充電したりしないんだろうか?充電器のほうでちゃんとわかるようになっているのだろうか?満充電でお知らせするビープ音は鳴るのだろうか?そういう意味でのデザインにも、少し気配りしてくれればありがたいと思う。




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