2013年5月7日

Of Mice and Men

Of Mice and Men(二十日鼠と人間)は、1937年のジョン・スタインベックの小説です。僕は、10年ほど前にレンタルビデオではじめて見て、そして原作も買って読みました。この物語には、障害ということを考えさせる側面がありますが、もっと多くの社会の抱える問題を含んでいるし、人間のこころのありようを鋭く切り取る物語です。そして、大自然の美しさと生きることの厳しさに圧倒されます。

原作の英語は、なまりを活かした文章であることに慣れればとても読みやすく、短いので読み切ることができます。

映画には1939年制作の古い作品もあるようですが、僕が見たのは1992年のあのジョン・マルコヴィッチが大男のレニーを演じている新しいほう。正直いって、決して楽しい作品ではないけれど、見る価値のある映画だと思います。これほど何度も見た映画はありません。

ストーリーを語ってしまうとつまらなくなるので書きませんが、僕の見方をひとつだけ紹介すると、主人公である二人の男、ジョージとレニーは、まるでひとりの人間の中にあるもののように感じました。自分の中にジョージとレニーが生きているかのようです。

古い映画ですので見た方も多いと思いますが、おすすめです。でも、元気な時に見たほうがいいです。

0 件のコメント: